懐疑的な視点から捉えると、徹底的なコスト削減を目的に作られているワークシャツ、何の特徴も無いフルジップの薄手のパーカー。
ここ最近は、そのような完全なマス・プロダクトなモノと、ややドレッシーなモノを組み合わせて遊んでいます。更にヘッドウェアやフットウェアの味付けでまた変わった雰囲気を醸し出しそうです。
例えばピッツバーグ辺りのロスでの成功を夢見る、ストリートに屯するティーンエイジャー。
またはロスのショッピングモール内をイリーガルに走り回るスケートボーダー。
更には全財産を一夜にして失い、自転車一台で人生をやりなおそうとするNYのメッセンジャー。
と、全て80年代の映画の話ですが…。
現代のメンズウェアが確立されたと言われる狂騒の20年代、戦後の好景気に沸いた強いアメリカの50年代、そしてバブルな80年代は、紳士服の世界では全く趣が違うようでも、どこか共通するところが多いですね。従って、“SIBRO BRAND”のパンツにサスペンダーと、“SIRANO BROS”のワークシャツも不思議とマッチします。
あくまで私見ですが・・。