デビューから早10年近く経つでしょうか?
未だに私共の定番に君臨するウォレット。思えば色々な方達に支えられて出来上がったアイテムです。
当時の男性用財布を考えると、所謂アメカジ系ではコンチョ等の付いたデラックスなバイカーウォレットしか見かけなかった思い出があります。自分には少々ごつ過ぎて、敬遠しておりましたが、かと言って所謂欧州系(?)の財布は元々バックポケットに入れる為には作られておりませんので、すぐにダメにしてしまいました。そこで私共のスタイルに適合する、シンプル且つ、タフなウォレットが個人的に欲しくて製品化を目指しました。
SUNTRAP様と相談して、ベースとなる形や仕様を決め、SUGISACK様にボックスのデザイン画を描いて頂き、更にその際に話し合い、私共の独自のモノとして、コームポケットを追加しました。かつて警察官庁や郵便局に納入していたタンナーさんを、工場さんに探して頂いて、今でこそ巷に溢れるブラスパーツを確保するのも、当時はかなり苦労しました。
お陰さまで、完成度の高さ、使い勝手の良さ、雰囲気は、今でこそ巷に溢れる他製品には負けないと自負しておりますが、いかんせん私共は、吹けば飛ぶような小さなブランド故、度重なる原材料の高騰、輸送コストのここ最近の大幅な値上げ、はたまた電気代の高騰、そして何よりタンナーさんに後継者が居ません。
よっていかなる努力はしておりますが、定期的な生産が難しく、欠品中の状態が長くなる可能性があります。万が一気に入って頂けましたら、気を長くして待って頂ければ幸いでございます。
“PAINTERS Demonstration 2nd”
WIDE RANGE DRAWING
HoodooMan
Salame
2014年8月30日(土)・31日(日)
場所:VICTOR HOT ROD SHOP / SIRANO BROS. & Co.